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(camera: panasonic LUMIX DMC-G1 lens:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8) 「写真の批評をしてほしい」と言われた場合、どういうわけかその多くは「どこがダメなのか教えて欲しい」という意味であるようです。また、批評を行う側も、「ここがダメ、あれがダメ」という指摘をすることが多いようです。 ダメなところを指摘すること自体は別に悪いことでも何でもありませんが、それだけで終わってしまって良いのだろうか、といつも思います。 あれがダメ、これもダメ、と良くないところをどんどん直していって、最後に残るのはどういう写真なのでしょうか。 とてもきれいで非の打ち所が無い教科書的で優等生的な、それでいて個性もアクも感じられない、感心はできるが感動はできない写真ではないでしょうか。 欠点を指摘するのは簡単です。多少の知識と経験があれば誰にでもできることだからです。 しかしながら、いったい何に感動してどうやったらその感動を表現することができるのか、そういうことは欠点をつぶしていくだけでは得ることができないだろうと思います。 例えば、「水平が出ていないからダメ」というのは簡単です。ちょっとでも写真をかじったことがあれば誰にでも言えることです。 しかしながら、水平をきちんと出すことがその写真にとってどういう意味があるのか、本当に水平が出ていたほうが良いのか、少しばかり傾いていたほうが作画意図を的確に出せるのではないか、そういうところまで考えた上で「水平を出すべき」と指摘しているのかどうか、そこが問題でしょう。 「横の線なのだから水平は出すべきだ」というような機械的な考え方では本当の向上は得られないだろうと思います。水平が出ていないからダメ、ではなく、その写真で表現したいものを出し切るために一番必要な角度は何か、と考えるべきだろうと思います。その答えは水平かもしれませんし、そうではないかもしれません。 本当の批評とはただダメ出しをするだけではなく、写真を撮るのと同じように「どうしたらもっと良くなるのか、魅力を引き出せるのか」というクリエイティブなスタンスで行うべきものだろうと思います。それは批評される側にとって有益であることはもちろん、批評する側にとっても自分を高めるためのイメージトレーニングに成り得るでしょう。
by leopard_gck
| 2011-04-21 17:47
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